弁護士小野智映子です。
ついに12月ですね。今年もあと1か月をきってしまいました。
11月は仕事以外の余力をすべて編み物に回したためブログの更新も怠ってしまいました。
無料相談枠につきましては、しばらくお休みさせて頂きます。
さて、少し前、不動産の登記申請の手続きについての相談を受けたのですが、よくよく聞いてみると
法律関係で争いもなく、あとは登記申請をするだけの状態。
となると、あとは司法書士さんの出番では?ということでしたが、自分で登記申請をしてみたいとのこと
しかし、どうしていいかわからず、法務局に相談に行ったところ、「HPに書式があるのでダウンロードしてください」とあっさり終了。
実際に私も法務局のホームページを見て登記申請をしたことがあるのですが、結構親切でわかりやすく類型ごとに書式がまとめられています。
でも、相談者の方は、家にパソコンもないし、知り合いにもそういった環境にないとのことです。
インターネットが普及したといってもやはり一定年齢以上の方には縁遠いし、公の機関も「ホームページに書式や説明がのっているから」という理由できちんと周知がなされているとの誤解があるようで、かえって情報難民が生じている状況だなと感じました。
何の法的紛争も生じておらず、自力で解決できる問題なのにわざわざ法律相談に来て頂くことになりもったいないなと思いました。
結局、相談者の方には、結局法務局HPをプリントアウトして差し上げました。
私が最初にパソコンを触ったのは大学入学時。
学生番号でメールアドレスとアカウントが一人ずつに与えられましたが、個人でパソコンを所有する人は
まだ少数派で、情報棟という大学の施設でパソコンを使ってました。携帯ではメールができないので(同じキャリアでしかできないし、携帯を持っていない人もいた)このメールで連絡をとったりしていました。
大学1~2年時はまだ、レポートの提出も手書派が多かった記憶。
大学3年の時に私もパソコンを購入。当時は、皆自分のHPを作っていたりして、後にマスコミに就職した先輩のHPがおもしろくてよく見ていました。私は作れませんでしたが。
当時「ワード地獄」という言葉があった気がします。確か、ワード入力で文書作成をしていると突然フリーズして全部消えることだったと思います。始めてワードを使ってゼミのレポートを作成したときに
自分にもその悲劇は起きました。
今ではパソコンなしで文書作成は考えられませんが、今回の一件でふと思い出しました。