弁護士の小野智映子です。桜の花もほころび始めて、心明るくなる季節になりました。
少し時間的余裕があったので落ち着いて食事の支度をしました。しかも私の好物ばかり。
作る人の特権ですね。
まずは、私の大好物の野菜のポタージュ。
ほうれん草、新キャベツ、新じゃがいも、パセリ、セロリなど10種類以上のお野菜が入っています。
基本的に何を入れても大丈夫ですが、私としては、香りづけのパセリが欠かせないと思っています。小さいころ牛乳が苦手だったので、母が工夫してこのスープや、コーンポタージュやカボチャのポタージュで牛乳を飲ませたと言っていました。
そして、
アボガドとモッツァレラチーズのサラダ。
スプラウトやベビーリーフ、カイワレと。ドレッシングオリーブオイルのレモンで作るのですが、レモンをたっぷり使ってさっぱりさせるのが好み。
そして、常備菜ともいっていい豆もやしのナムル。
そして、そして、新じゃがいもをみたら作らないではいられないのがコロッケ。好きこそものの上手なれ、といいますか、自分の大好物なので、得意料理の1つです。新じゃがいも、玉ねぎ、ミンチで作りますが、肉の臭みけしに生クリームを使うのがコツ。しかし、これは、一度タネを作って、冷蔵庫で今寝かせ中なので、残念ながら写真がありません。。今晩のお楽しみです。
私は、食事の支度をするということが、家族を支えるもの、家族の中心となる大事な役目と信じて料理をしてきました。問題をかかえているときでも、つらいときでも、おいしいものを囲んで一緒に口にすることができれば、言葉はなくても自然と心はなごみますし、昼間忙しくて顔を合わせるまがなくても、その時間は一緒に過ごすことができます。毎日少しずつの時間、たとえ言葉がない日があったとしても時間と食卓を共有すれば、何かあった時に、自然と会話が生まれるような信頼関係が結べるのでは?と思っていますし、このことが、家族を家族たるものに作り上げていくと信じています。私自身も、家族一人ひとりを思いうかべ、好きなものを考え、健康を考えごはんを作るのはとても楽しい時間でもあります。
以前、私が担当した少年事件で担当した女の子は、生育環境に恵まれずかなり問題行動を繰り返しており、進学もできずさりとて就職先もなく、この子の将来のために何を伝えたらいいのかと、私は悩みました。話をするうちに、その子は、幼い兄弟のため、母親のために食事の支度をすることが好きだという話になりました。私は、その子に、「食事の支度をするということは、家族の中心になる大事なことだよ。外で働くことと同じように、毎日きちんとそのことをするのはとても価値があることだよ、そうやってお母さんを支えてあげたら」と話しました。この時のこの子の嬉しそうな表情は忘れられません。
そんなことも思いながら、野菜やお肉を刻んだり、いためたり、あえたり、煮込んだり。。せっせとごはんを作りました。