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 ゴールデンウィークまっただ中、手つかずになっていた家の片づけを始めてみたところ、古い日記を取出してしまい、読み始めたため掃除はまったく進まず。それでも、母が私を生んだ時に子育てしながら書いたもの、私が書いたものとしては、保育園時代のもの、小学生、中高校生、浪人時代、大学生のころ、そして、今日にいたるまで、ページを次々とすすめてしまいました。

 私自身は、物心ついたときから、とにかく書くことが好きで、自分が書いた一番古い日記は、1歳10か月のものになります(ただ、これは大切にしまいすぎてしまい、今どこにあるかわかりません!!)。書くことは、私の原点であり、将来は何かものを書く仕事がしたいと思っていました。それも子供ながらになりたい自分のイメージ像は、小説家とか物語を書く人になることではありませんでした。今弁護士になってみて、ここまで、書くことが生活のメインになるとは思わず、まったく別ルートで決めた道なのに図らずも、幼い時に心からなりたいと思い描いていた職業にたどり着くことができました。裁判所に提出する訴状や準備書面、依頼者の方々への連絡や依頼の手紙、相手方へ出す連絡、通知、さまざまな手続きに関する申立書、、今の仕事はとにかく「書く」ということに囲まれています。

 幼いころの日記は、今は忘れてしまっていることも多く綴られています。そのときあった日常の些細な出来事、家族とのやりとりなど。こんなに簡単にその時思ったことを忘れてしまうものかというくらいにきれいさっぱり忘れています。小学生の時に、中学受験の直前の模試で失敗し、本番の試験が不安になってしまったくだりは、その後も大学受験のときも、司法試験の時もおなじ感覚に陥った経験があり、私というものの変わらなさに気が付いて苦笑もしていました。

 他方で、小学生のとき、中学生のときはたまた大人になって就職活動で苦労をしたり、司法試験の受験するようになったとき、今はまったくお会いする機会がなくなってしまった先生や先輩、はたまた友人らが、それぞれそのときに親身になって助けてくれたことを思い出しました。その当時もきっと嬉しかったとは思うけれども、その思いの深さは今の方が心に染み入ります。今、弁護士になって、一人で法律事務所をやって、としていると、ついつい自分だけの世界に入りがちだったし、なんとなく自力で頑張っている思ってしまいがちだけれでも、本当に多くの人に支えられてここまできたのだなと思います。

 さて、この先は。私もどうなるかわかりません。でも、私を求めてくれる人により大きなものを与えられる引き出しの多い人間になれればと思います。そして、日々書き綴ること。人と人とのかかわりを大切にして、その一瞬の輝きを書き留めて、ときどき取り出していきていけたらなあ、と思います。

                                                                                                      弁護士 小野智映子

 

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