弁護士の小野智映子です。
やっと、カサブランカが開きました。白く高貴な姿、甘いあでやかな香りも楽しめます。
光源氏が紫の上を桜に、明石の君を白い百合に例えていましたが、カサブランカを愛でていると明石の上の華やかさ高貴さはいかほどかと思ってしまいますね。
明石の君は女性としての喜びを経たうえで、母としての喜びを得るようになり、一族の繁栄を目の当たりにし、総じて充実した人生を送るようになります。光源氏の周りの女君のなかでも異質な存在です。
それでも、その成功までには、自分の娘を紫の上に預けるといった耐えがたい苦しみ、悲しさを経てこそ実現します。女性の目からみれば、移り気で頼るべきか否か判断しかねる光源氏の言葉一つを信じて京に上るのですから、並外れた知性と判断力、胆力があるようにも思います。光源氏をして内親王も見まがう気品といわれる高貴な精神性も魅力の一つです。
ミッキーマウスの室外機ラックをおいてかわいらしくしました。